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展示会場からは富士山や丹沢の山々が見え、それらの山々に降り注ぐ雨は相模川に注ぎ、相模川から引かれた水は、会場の蛇口へと繋がっている。2021年夏のレジデンス期間中に、水を追いながら相模川と相模湾沿岸のフィールドワークを行い、その過程で展示構成要素を集めてきた。展覧会では、会場から見える山々を背景とし、相模川源流で撮影した映像と写真、上流から川沿いに下りながら集めた川の石、海岸に流れ着いた漂着物、蛇口から溢れ出る相模川の水を用いて、水と水によって運ばれたもので構成している。

波打ち際の漂流物をよく見ると、海から山までの多くの命が含まれ、そこへと繋がる環境が見えてくる。それらはやがて波に砕かれ砂となり、水に溶けて世界を巡っていく。マイクロプラスチックは雨粒にも含まれ、水と一緒に私たちの体の中も通り抜けていく。相模川の水は藤沢の家庭へと繋がり、ここに住む人々の体の中にも流れている。

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展覧会会期中は注水と蒸発を繰り返し、流路が変わったり、新たな川や湖が生まれたりしながら、かたちは日々移り変わっていった。

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「はじまりの川、はじまりの海」

新年初日に水入れパフォーマンスを行う。

地球に最初に降り注いだ雨が、川となり海となっていく様子を想像しながら、半島が形づくられ、そして島になり、やがて消えていく様子などを観察した。

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